鯱バス株式会社とデザイン領域 先端メディア表現コースの共同研究、デジタルツーリズム「withコロナ時代の新"旅体験"モデル 」のコンテンツ制作が進んでいます。コロナ禍で落ち込む観光業の回復と新しい観光のあり方を模索し、東海地区の特性を生かした産業観光の魅力を伝えるコンテンツとして、まるや八丁味噌、えびせんべいの里、King Farmを9月に取材(掲載記事)、2022年3月17日、22日の2日間、撮影のため再び現地を訪れました。
学生らは、前回の取材からそれぞれの場所の魅力を伝えるためもインタラクティブなコンテンツを考案。そのための映像を撮影するため、シナリオと絵コンテを用意し撮影に臨みました。いずれの場所も食べものに関係するもので、映像と音のシズル感はもちろん、製造現場の雰囲気や案内する人の魅力を伝えるもの。鯱バスのガイドさんをはじめ、味噌蔵の職人さん、えびせんべいの里をPRする営業の方、いちご愛あふれる農園管理の方やカフェの方々などなど、その場所で働く人々のいきいきとした姿も伝えます。
映像は、鯱バスのガイドさんが出演するもの、視聴者が観光を疑似体験できるような一人称視点、視聴者の分身である人形の視点になったものなど、同じカットでも数パターンの映像が必要となります。入念にコンテを準備し、お店の方々にも多大なご協力をいただき、時間内に収録ができました。クイズあり、コメディ的な要素もあり、楽しい映像に仕上がりそうです。 撮影した映像は先端メディア表現コースで編集し、4月以降テストマーケティングという運びになります。どんなものができあがるのか、非常に楽しみです。