2022年度オープンキャンパス 山内太地氏 進学講演会を開催

 2022年7月16日(土)に、「大学イノベーション研究所」所長でありジャーナリスト、YouTuberでもある山内太地氏をお招きし、高校生に向けて「今こそクリエイターの時代」と題して、芸術大学やクリエイターの将来と高校生が今やっておくべきことについてお話しいただきました。
 芸大を目指す高校生は、自分の才能で将来やっていけるか、ということを心配しているかもしれませんが、「才能」のほかにも「学問」と「ビジネス感覚」が社会では必要であり、才能とビジネス感覚がある人は芸能人やアーティストとしてやっていくことができ、学問と才能があれば大卒のアーティストとして活躍できる、と説明。日本の人口減少のデータが示すとおり国内では作品を買ってくれるお客さんが減り続けることになり、今後は海外を視野に入れた作品作りが必須であると説きます。30年間給与が上がっていない日本の現状から、上司のいうことよりも自分で考え常に挑戦していくことが大事であり、作品作りを通して人と話すことや一緒に学ぶ環境があり、専門性で自分のやりたいことを追求する感性と学問的な思索、さらに手を動かす実践のある芸大は、今後、もっとも必要とされる能力を身につけることができる環境といいます。やらされる勉強よりも自分でやることは楽しいと説明し、来場した高校生に能動的な学習をして欲しいと伝えました。
 与えられた仕事をするだけでは芸術家ではなく、常に新しいことに挑んでこそ芸術家である、できることからすぐ始めて欲しいとエールを送りました。