キャリア支援センター主催「官民学合同説明会&交流パーティー」を開催

 2024年12月7日(土)、東キャンパスにて「官民学合同説明会&交流パーティー」を開催しました。このイベントは、キャリアセンターの主催で行われ、愛知県警、自衛隊、名古屋市文化振興事業団といった公的機関や、劇団四季(四季株式会社)、(株)エー・ティ・エー、(株)パソナグループといった民間企業、あわせて35社以上の人事・採用担当者様にお越しいただきました。ブースを設けて学生が直接説明を受けることのできる、いわば学生と企業・団体とのマッチングの場です。
 今回で2回目の開催となる本イベントは、コロナ禍以前の2019年以来、5年ぶりの開催となりました。学年を問わず参加できるイベントで、3年生を中心に、就職に関心のある学生や、気になる企業の話を聞いてみたいという学生など、300人以上の学生が参加しました。

 はじめに、キャリアセンター長の中川直毅教授から、「キャリア二刀流として、芸術の専門性とビジネス・社会への理解を深め学ぶことで社会で活躍できるようになって欲しい。また、企業の皆様、官公署の皆様には、ぜひ芸大生のやりきる力を知っていただきたい」との挨拶がありました。
 挨拶の後、いよいよ合同説明会がスタート。1号館4階のロビーと講義室、7階ロビーにブースが設けられ、学生たちは自由にブースを訪問し、説明を受けました。
 説明会と平行して講演会も2カ所で開催され、舞台芸術領域 梶田美香 教授による「あなたがつくる舞台 ~どこかの誰かのために~」と題した講演などが行われました。
 ほかにも、随時、弁護士による著作権相談や中小企業診断士による起業相談、特定社会保険労務士によるアルバイトトラブル相談、ポートフォリオ相談、キャリア相談など、個別に相談できるブースも用意されました。また、キャリアを考える学生への応援の一環として、ミニ演奏会が、プロフェッショナルアーティストコース2年 渡邉美音さん(ソプラノ)、1年 星野悠羽さん(ピアノ)によって行われ、盛りだくさんのプログラムとなりました。
 企業・団体のブースには終始多くの学生が訪れ、当初の予定時間を延長して対応していただくことになりました。就職を心配する学生と人手不足と採用難に直面する企業側、双方のマッチングの難しさが感じられました。

 15:00前にプログラムは一旦終了し、会場を学生食堂に移して交流パーティーが行われました。冒頭の挨拶として、学務部 山田芳樹部長から「名古屋芸大には優秀な学生がたくさんおりますので、よろしくお願いいたします」とお礼の言葉がありました。パーティーは立食形式で、あらかじめテーブルごとに企業様、その職種に近しい領域の学生が集まるように配置され、交流しやすい雰囲気で進行しました。和やかな雰囲気の中、企業担当者様と学生らが談笑する場面が見られました。卒業生がリクルーターとして参加している企業もあり、恩師との再会を喜ぶ声や「たくさんの学生が話を聞きに来てくれてよかったです。安心しました。」という声も聞かれました。
 参加した学生からは、「ポートフォリオを見てもらったり、卒業制作についてアドバイスをいただいたりして、とてもよかったです」(4年生)、「業界のことを知ることや、生の声を聞くことのできる貴重な機会なので参加しました」、「気になる企業が出展していたのでそこに伺い、たっぷりお話できました」(3年生)、「就職はまだ考えていないのですが、焦りはあるので参加しました」(2年生)といった声も聞かれました。
 今後キャリアセンターでは、恒例の催しとして定着することを目標とし、さらに多くの企業・学生に参加してもらえるよう進めていくことを目指しています。