【教育学部】実際に使える算数教具を作ってみる
2024.09.27
子ども学科
小学校教育コースでは、2年次の基礎演習から各自が「強みのある1教科」を持つための教科専攻制を採用しています。今年、算数専攻には「算数に強くなりたい」と希望する2名の学生が参加しています。
先週、1年生の子どもが「36」を「306」と書き間違えた事例を取り上げ、今週は「くり上がりのある足し算」や「くり下がりのある引き算」をいかにわかりやすく教えるかを話し合いました。担当教員は、小学校現場での経験を活かし、「位取り(10進構造)を意識し、10のかたまりで数の変化を理解させる」ことの重要性を教えました。これに基づき、学生たちは正しい表記や計算方法を身につけるための具体的な教具を学び、それを実際に作成しました。
写真にあるのは、学生が作った以下の教具です。
数字トランプ:具体物やタイル、読み方、表記を組み合わせて数の概念をつかむためのトランプセット。
数字ベロ:0からの順序数を学び、10進法の仕組みを理解できる教具。
10の補数あてっこカード:くり上がり・くり下がりの計算に役立つカードゲーム(表が1なら裏は9など)。
卵パックで作った計算機:身近な材料を使って数の理解をサポートします。
これらの教具を通じて、学生たちは子どもたちが算数をより楽しく、効果的に学べるようサポートする方法を学びました。