【教育学部】木の実等を収集して工作活動
2024.11.08
子ども学科
保育士資格取得を希望する1年生の必修科目「幼児と環境」では、様々な自然やものに触れることで豊かに育つ幼児の姿に着目し、そうした幼児を育んでいくための保育活動のあり方を実践的に学んでいます。
その授業の1コマとしてまずは、雑木林のある神社まで歩いて、園外保育活動体験を兼ねて木の実等拾いに出かけてきました。すると、雑木林の中の「落ち葉のマット」上で、様々な「秋の宝物」(色鮮やかな落ち葉やどんぐり等)が落ちています。それらを集めていると、今度は葉っぱの下からカエルやコオロギなどの小動物も見つけました。園内だけでは体験できない、地域自然環境を活かした保育活動の大切さを実感していました。
その後、集めた落ち葉や木の実等を1週間干して、次回の授業では幼児に工作活動を行う際にはどのような準備が必要かのレクチャーを受けながら、工作活動を行いました。固定できる穴を空けて固めた紙粘土盤にどんぐりを埋め込めば、キリを使って穴を空けたり、ヒートンをねじり込んだりすることが、幼児でもできることを体験もしながら、思い思いに色付け、ボンド付け、デコレーションして芸術性も大事にして作品作りしました。これらは、2年次の幼稚園・保育所実習で実際に活用できる見本として制作していきました。
作品を完成させた後、使いきれなかった落ち葉や木の実等は、隣接する附属クリエ幼稚園にプレゼントに行きました。そうして同時に、学生達の作品も当面クリエ幼稚園に展示しておいて、幼児達の制作意欲に繋げられるようにしてきました。幼稚園児と学生とがこうしていつでも繋がれる良さを発揮できるところが、名芸大教育学部の何よりの魅力でもあります。