【教育学部】学習とともにレクレーションを大事にできる教員に
2024.11.19
子ども学科
文部科学省調査によれば、不登校児の数が年々増加し、昨年度も過去最高を更新したそうです。不登校の要因は様々あって一概には言えませんが、学習指導重視の傾向が年々強まり、子どもたちが学校に息苦しさを感じていることも大きな要因の1つとされています。
そこで、学習指導や生徒・生活指導の力量も身につけながら、同時に学校でホッと一息楽しめるレクレーション指導力も身につけようと、小学校教員志望者の必修科目「生活」で、今年も「集団遊び」の実技講習が行われました。ところが今年は体育館が使えなかったため、屋外で行うことになりました。
初めに、小学校科目「生活」の9つの学習題材のうちの1つに「遊びと遊びに使う物」があること、学校生活にでレクレーションを入れることで学習や学校生活への意欲も高まること、「集団遊び」にも段階があることの講義の上で実際に講習を受けました。まずは①2人やグループで個別の関係を積み上げる遊びとしての「じゃんけん自己紹介」「「じゃんけん鬼」「どんつけた!じゃんけん」、②次にクラス全体でみんながリーダーになれる、あるいは授業参観等の時に親子一緒に楽しめるあそびとしての「膝取りゲーム」、③さらにクラスで友達を助けるヒーローになれるあそびとしての「地蔵鬼」「オオカミと子羊」、④最後に大きな集団ですり抜けるスリルを楽しめる遊びとしての「手つなぎ鬼」をやってみました。
実習することでレクレーションの楽しさを改めて実感するとともに、教育実習や学校現場で実際に使えるスキルとしてそれぞれの遊びを身につけていました。