【教育学部】幼児と行う工作活動を想定した見本作りとプレゼンテーションを実施
2024.12.20
子ども学科
本学では、幼稚園教諭免許・保育士資格取得を目指す1年生を対象に開講している「幼児と環境」科目の中で、自然や身近な素材を活かした保育活動を実習を通じて学んでいます。2年生になると、実際に幼稚園や保育所へ実習に出ますが、今回の1年次では、実習現場で活用できる工作見本を自ら制作し、それを基に幼児が「作ってみたい!」と思えるような紹介してみようという実習を行いました。
まず1時間目では、年長児を想定してふさわしい工作活動を検討し、必要な道具、材料、作り方の手順などを「説明書」にまとめました。その後の2時間目では、実際に材料や道具を用意し、自分自身で作品を制作。中には、制作中に困難に気づき、作品内容を変更する学生もおり、幼児に指導する前に、保育者が事前に実際の制作プロセスを経験することの大切さを再認識しました。
3時間目の冒頭では、全員の「説明書」を印刷・製本した冊子が配布され、4時間目までを使い、1人3分程度でプレゼンテーションを実施。幼児に語りかけるような表現が初めての学生もいましたが、幼児との関わり経験がある学生は、自然な保育者の口調で工作品を紹介していました。
授業の最後には、担当教員から「この冊子は、今後の実習や将来の現場でも活用し、他者のアイデアも取り入れながら、実践に役立ててください」とのメッセージがありました。