教員紹介
堀切 克洋(ほりきり かつひろ)
所属
- 芸術学部 芸術学科 デザイン領域 文芸・ライティングコース
職位/役職
非常勤講師
略歴
<学位>
学士(社会学、一橋大学、2007年)、修士(学術、東京大学、2009年)
<学歴>
2007年 一橋大学 社会学部 卒業
2009年 東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 表象文化論コース 修士課程修了
2013年〜2015年 パリ第7大学 文学・芸術・映画研究センター 博士課程 留学
2016年 東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 表象文化論コース 博士課程単位取得退学
<職歴>
2016年〜2019年 専修大学、慶應義塾大学、千葉大学、青山学院大学、東京大学にて非常勤講師(フランス語、演劇批評)
2019年〜 名古屋芸術大学にて非常勤講師(俳句創作)
2022年 武蔵野大学文学部にて特任教授(俳句創作)
2023年 同大学にて教授
<社会活動>
俳句結社「銀漢俳句会」同人、日本文藝家協会会員、俳人協会会員
俳句ウェブサイト「セクト・ポクリット」管理人
研究活動
<専門分野>
俳句創作、批評、舞台芸術論
<研究課題>
1920〜1930年代を中心とした俳句における理論的変遷
<所属学会>
表象文化論学会
<研究業績>
・「イメージの宙吊り──川端茅舎「花鳥巡礼」における美術のアナロジー」『日本文学研究所紀要』 2023年3月
・「〈子育て俳句〉は21世紀の社会性俳句なのか?」『俳壇』2022年4月号、本阿弥書店
・「祈り、あるいは抵抗としてーー〈吾子俳句〉から〈子育て俳句〉への変遷をたどる」『武蔵野文学館紀要』第12号、2022年3月
・「演劇批評の『死滅』に抗うために――1990年代以降の創作環境をめぐって」『小劇場演劇とは何か』ひつじ書房、2022年
・「俳句におけるテイル形――写生/文における時間表象の観点から」『ことばと文字』第8号、くろしお出版、2020年4月、pp. 16-26
・「〈ありにけり〉をめぐる攻防――文語と口語のアマルガム」『俳句界』2020年3月号、pp. 165-180
・「見性としての写生:後藤夜半の滝の句をめぐって」『俳句文学館紀要』第20号、俳人協会、2018年、pp. 65-80
・「テクストの多様体 : アルトーの魅力と難しさについて」『立教映像身体学研究』第5号、立教大学大学院現代心理学研究科映像身体学専攻、2017年、pp. 95-107
・「純粋イメージから感覚の交歓へ:アントナン・アルトーの映画における視覚性と聴覚性」『レゾナンス』第9号、東京大学大学院総合文化研究科、2015年、pp. 20-27
・「現代芸術としての文楽:杉本文楽『曾根崎心中』パリ公演をめぐって」『シアターアーツ』第57号、晩成書房、2014年、pp. 58-71
・「トーキー以後、ブレヒト以前:1930年代フランスの舞台芸術環境をめぐって」早稲田大学演劇映像学連携研究拠点、2014年、pp. 1-6
・「救済としてのカタストロフ:メーテルランクとアルトーの決定論的演劇をめぐって」『レゾナンス』第8号、東京大学大学院総合文化研究科、2014年、pp. 64-73
・「翻訳(不)可能な文化をめぐる旅:ジャン=ミシェル・ブリュイエール『たった一人の中庭』」『シアターアーツ』第54号、晩成書房、2013年、pp. 98-111
・「象形文字としての身体:マラルメ、ニジンスキー、アルトーにおける運動イメージ概念をめぐって」『表象』第7号、表象文化論学会、月曜社、2013年、pp. 207-229
・「演劇嫌いのための演技論――アルトーからイヨネスコへ」『演劇研究』第35号、早稲田大学演劇博物館、2012年、pp. 1-15
・「感覚、感性、感受性――『演劇とその分身』における俳優の生理学をめぐって」『演劇研究』第34号、早稲田大学演劇博物館、2011年、pp. 77-89
・「アルトーとヴィトラック――演劇におけるユーモア概念をめぐって」『関東支部論集』第19号、日本フランス語フランス文学会関東支部、2010年、pp. 85-98
・「上演不可能性という「伝統」――「アルトー事件」をめぐって」『早稲田大学演劇博物館グローバルCOE紀要 演劇映像学2009』早稲田大学、2010年、pp.73-86
・「地理的な外部/歴史的な外部――フェスティヴァルの功罪を中心に」『シアターアーツ』第44号、晩成書房、2010年、pp. 25-34
・「現代のギリシャ悲劇?――ワジディ・ムアワッド『焼け焦げるたましい』」『シアターアーツ』第41号、2009年、晩成書房、pp. 65-74
・「残酷とユーモア:アントナン・アルトー『演劇とその分身』を再読する」(修士論文)東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論コース)2008年度
<著作>
・【編著】『神保町に銀漢亭があったころ』 北辰社 2023年
・【共著】『俳句がよくわかる文法講座: 詠む・読むためのヒント』文学通信 2022年
・【共著】『小劇場演劇とは何か』 ひつじ書房 2022年
・【共訳】『ダンスの起源』 水声社 2021年
・【共著】『読まなければなにもはじまらない: いまから古典を〈読む〉ために』文学通信 2021年
・【単訳】『ベケット氏の最期の時間』 早川書房 2021年
・【共著】『ことばと文字 13号: 地球時代の日本語と文字を考える』2020年
・【共著】『新興俳句アンソロジー 何が新しかったのか』 ふらんす堂 2018年
・【単著】『尺蠖の道』 文學の森 2018年
・【共著】『詩人大使ポール・クローデルと日本』 水声社 2018年
・【共訳】『歌舞伎と革命ロシア──一九二八年左団次一座訪ソ公演と日露演劇交流』森話社 2017年
・【分担執筆】『日本戯曲大事典』 白水社 2016年
・【共著】『北欧の舞台芸術:演劇と舞踊』 三元社 2011年
・【共訳】『ヤン・ファーブルの世界』 論創社 2010年
<受賞歴>
2020年 第21回山本健吉評論賞
2019年 第42回俳人協会新人賞
2017年 第8回北斗賞
2016年 第3回 新鋭評論賞大賞
2015年 第6回北斗賞(準賞)
2014年 第6回石田波郷新人賞(奨励賞)
2013年 第17回シアターアーツ大賞
授業科目
文芸実技Ⅲ-4(俳句)