教員紹介
髙畑 早希(たかばたけ さき)
所属
- 芸術学部 芸術学科 デザイン領域 文芸・ライティングコース
職位/役職
講師
略歴
修士(文学)
2017年3月 愛媛大学法文学部人文学科卒業
2019年3月 名古屋大学大学院人文学研究科博士前期課程修了
2023年3月 名古屋大学大学院人文学研究科博士後期課程満期退学
2020年4月-2022年3月 国際日本文化研究センター共同研究員
2020年4月-2022年9月 独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC2)
2020年4月-2023年3月 名古屋芸術大学芸術学部芸術学科デザイン領域文芸・ライティングコース助手
研究活動
【専門分野】
日本近現代文学・文化
【研究課題】
宮沢賢治作品、民話運動と民話ブーム
【所属学会】
日本近代文学会、日本比較文学会、宮沢賢治学会
【研究業績】
《学術論文》
「「民話」を呼び水とした連帯にむけてーーケア・交差性の観点から東北地域の実践を読むーー 」『物語研究』第24号、pp.16-35、2024年3月
「民話絵本がもたらす波紋――一九七〇年代の山形と東京の民話運動をめぐって――」『東北文学の世界』第31号、pp.1-21、2023年3月
「一九五〇年代の民話運動――雑誌『民話』をめぐって――」 『名古屋大学人文学フォーラム』 第5号、pp.35-47、 2022年3月
「一九八〇年代の児童文学誌にみる「反核兵器」と「反原発」 」『原爆文学研究』 第20号、pp.182-190、2022年3月
「世間話または現代民話としての「二人の役人」 ーー宮沢賢治の忘れられた民譚をめぐって」『名古屋大学人文学フォーラム』第3号、pp.419-434、2020年3月
「津村記久子「ポトスライムの舟」論――現代の労働と貧困の狭間に生きる子供たち 」『愛文』第53号、pp.54-69、2018年3月
《共著》
「〈記憶〉の揺らぎをいかに描くか――大庭みな子と川端康成」仁平政人・原善編『〈転生〉する川端康成 Ⅰ引用・オマージュの諸相』文学通信、2022年11月
「戦争記憶を民話として継承するということーー松谷みよ子等による第二次民話運動の頃を中心に」坪井秀人編『戦後日本の傷跡』臨川書店、2022年2月
《学会・研究会発表》
「地域の文化運動と民話絵本の関係ーー『フィリピンの民話:山形のおかあさん・須藤オリーブさんの語り』を事例に(パネル「グローバルとローカルのはざま:東アジアの文学テキストからみる「衝突」と「共生」) 」朴弘・ 朴成柱・ 李哲宇・ 髙畑早希・ 魏晨、『第11回東アジアと同時代日本語文学フォーラムバリ大会』2023年9月2日
「民話を聞き書くことと〈交差性〉ーー宮城と山形の事例を中心に(シンポジウム「インターセクショナルな語り/語りのインターセクショナリティ」) 」石原真衣・康潤伊・ 髙畑早希、『物語研究会2023年8月大会』2023年8月21日
「冷戦期の木下順二作品における〈通訳者〉ーー『蛙昇天』から『沖縄』まで」(2022年度日本近代文学会東海支部シンポジウム『〈声〉の近代』) 佐藤泉・細川光洋・ 康潤伊・ 奥村華子・ 髙畑早希、於:名古屋大学、2023年3月12日
「地域の民話運動に生じるケアの関係性ーー「みやぎ民話の会」の活動を事例に」(次世代パネル「ケアする女性とケアされる女性――異性愛規範・家父長制・文化表象」) Elif Erdogan・野崎文香・ 髙畑早希・ 刘楷文、『TCS国際シンポジウム「ケアの倫理と人文学」』 、於:名古屋大学、2023年1月28日
「民話絵本の表象する〈地方〉ーー月刊保育絵本を中心に」(パネル「〈地方〉との接触」)飯野向日葵・奥村尚大・髙畑早希・牛路遥、『次世代研究者ワークショップ〈地方〉再考:危機の時代のグローバル/ローカル』、於:コラッセふくしま、2022年9月18日
The Development of 'Minwa' after the National Historical Movement: Focusing on the Approach to Children's Culture(パネル 'Listening' and 'Writing' in Post-war Japan: The Kikigaki Movement, 1950-1980) Chiara Comastri・後藤田和・髙畑早希・奥村華子、『第55回国際研究集会「戦後日本の傷跡」』、於:国際日本文化研究センター(Zoom)、2022年2月11日
「一九八〇年代までの児童文学誌にみる「反原発」言説の展開と、たつみや章『夜の神話』の登場」(ワークショップ「1980年代の雑誌にみる反原発思想」)加島正浩・久野桜希子・髙畑早希、『第65回原爆文学研究会』、於: 福岡大学(Zoom)、2021年12月25日
「木下順二『蛙昇天』論ーー「菅証人事件」から「現代の民話」劇へ」 、国際ワークショップ『東アジアを移動する人々──20世紀国民史の脱構築と記録文化』、於:慶北大学校・国際日本文化研究センター(Zoom)、2021年8月26日
「大庭みな子「火草」・「トーテムの海辺」論――自然や民話と交感して物語る女性像をめぐって」『日本比較文学会2020年度東北大会』、於:マリオス(盛岡地域交流センター)、2020年11月29日
「戦争記憶を民話と して継承するということ――『民話の手帖』「現代民話考」における松谷みよ子の活動を通して」(次世代パネル「子どもと「戦争」の出会う場――邂逅・変容・伝承」) 市川遥・小島秋良・髙畑早希、『東アジアと同時代の日本語文学フォーラム 次世代オンラインフォーラム2020』、2020年10月17日
「女たちの〈民話運動〉――都市と地方の活動を比較して――」(パネル「女の語り、移動の語り」) 張雅・劉罡・解放・髙畑早希・奥村華子、 'Global Network for Gender Studies in Asia Chulalongkorn University'、於:チュラロンコン大学、2019年9月8日
「宮沢賢治の民話的作品における少年・少女の表象について」『国際シンポジウム『〈帝国〉日本をめぐる少女文化』、於:名古屋大学、2019年3月8日
「宮沢賢治『チュウリップの幻術』論――洋傘直しと園丁の遭遇が示すこと――」『第6回東アジアと同時代日本語文学フォーラム2018上海大会』、於:復旦大学、2018年10月20日
「雑誌『民話』における「職人」――戦前・戦後の連続性と、矛盾する主体をめぐって――」日本近現代文学国際シンポジウム『ポストコロニアル批評の最前線』、於:慶煕大学校 2018年8月14日
授業科目
文芸実技Ⅰ-2
文芸実技Ⅰ-4
文芸実技Ⅰ-5
文芸実技Ⅱ-2
文芸実技Ⅲ-4
文芸実技Ⅳ・卒業制作
文芸演習Ⅰ-1
文芸演習Ⅰ-2
レビュー