教員紹介
中川原 育子(なかがわら いくこ)
所属
- 芸術学部 芸術学科 美術領域 共通科目等担当
職位/役職
非常勤講師
略歴
1986年3月 弘前大学人文学部人文学科(東洋文化コース)卒業
1989年3月 名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程(哲学専攻、美学美術史専門)修了
1989年4月~中国北京第二外語学院漢語系、北京大学考古系 留学
1994年3月 名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学専攻、美学美術史専門)「単位取得満期退学」
1994年4月 名古屋大学文学部助手(~2000年3月)
2007年4月 名古屋大学大学院文学研究科助教 現在に至る。
研究活動
【専門分野】 中央アジア美術史、仏教美術史
【研究課題 】
1.大谷探検隊将来品を中心とした西域美術の再評価
2.アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明の近代動態分析
【所属学会】 美術史学会、西アジア考古学会、密教図像学会、オリエント学会等
【研究業績】
1.中川原育子 (単) 「克孜尔第224窟(第3区摩耶窟)壁画复原之研究」 『絲綢之路与新疆出土文献:旅順博物館百年紀念国際学術研討会論文集』中華書局、2019年、pp.660-681。
2. 高嶋美穂、谷口陽子、中川原育子(共)「一宮市博物館蔵石像菩薩頭部彩色の分析」『帝京大学文化財研究所研究報告』第17集、2018年、pp.1-7。
3.中川原育子(単)「石窟壁画の材料・技法の観点からみた東西交流ーキジル石窟における金箔、ラピスラズリー」『アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明』第9号、50-65。
4.中川原育子(単)「クチャ地域のヤクシャ系神像の諸相」『第23回ヘレニズム~イスラーム考古学研究』六一書房、2016年、pp.141-159.
5.中川原育子(単)「キジル第224窟(第3区マヤ窟)主室壁画復元の試み」『シルクロード・キジル石窟壁画の材料・技法の研究』日本学術振興会科学研究費補助金、基盤研究(B)海外、課題番号:24401021、研究代表者:佐藤一郎)金沢美術工芸大学、2016年、pp.50-65
6. 中川原育子(単) [克孜尔壁画风格研究之第一步——以克孜尔第114窟、第69窟、第8窟为中心] 『亀茲石窟保護与研究国際学術研討会論文集』新疆亀茲研究院編、科学出版社、pp.266-278
【著作】
1.六度集経研究会編『全訳 六度集経 仏の前世物語』法蔵館、2021年
2.日本砂漠学会編『沙漠学辞典』丸善出版、2020年、pp.186-187(第4章、「仏教」pp.186-187、「壁画ユーラシア」pp.252-253担当)
3.朴亨國、平岡三保子、田中公明、水野さや、濱田瑞美、田中知佐子、萩原哉、塚本麿充、松尾敦子、中川原育子(共著))『東洋美術史』、武蔵野美術大学出版局、2016年(第5章「中央アジア」pp.157-174担当)
授業科目
東洋美術史