お知らせ

【教育学部】小学校教育実習で奮闘する学生達

2024.10.16

子ども学科

9月末からの3週間、名古屋市では4年生が、他県市町では3年生が3週間、小学校教育実習を行っています。

第1週は様々な学校運営についての説明を受けたり、観察実習したりしながら、担当学級の児童との関係づくりを主に行っていきます。そうして、事前に作成した「授業計画案」を実習担当の教員に見ていただき、ご指導を受けて修正し、徐々に45分1コマの授業を担当していきます。

先日、ある4年生が実習を行っている学生の様子を確認しに、担当教員が訪問してきました。家庭科における調理実習前の「栄養のバランス」の授業を1コマ展開していました。

食育担当の教員が「三大栄養素の働き」を分かりやすく授業されたことを参考にして授業を構想したそうです。その学生は、①「五大栄養素」を代表する食品を確認した上で、②仮想のハナオ君の朝食と昼食のメニューと総摂取カロリーを確認して、③理想とする1日の摂取カロリーと栄養バランスに見合う夕食の献立をカードを使って考える、という授業を展開しました。4人1グループで、カロリー計算しながらカードになっている食品から選び出す授業で、子どもたちは楽しそうに考え合っていました。最後に、各グループが「この日の理想のメニュー」を紹介し、そのPRポイントを伝えた上で、他のグループからの感想を聞き合っていました。学級担任の日頃の学級経営の良さがベースにはあったものの、カードや掲示教材は全て手作りで、しかも栄養バランスの割合表も自分でデータに基づいてグラフ化したそうで、ち密な準備と、全体としての的確な授業展開に、とても感心させられました。

大いに自信をつけて、卒業後、ぜひ教員としてさらに力を発揮してほしいと思わずにいられませんでした。