教育学部

子ども学科 子どもICTコース 3年

山下華奏

小学校教員を目標に教員試験合格を目指しつつ、幼い頃から親しんできたピアノとフルートも続けており、音楽の楽しさを子どもたちにも伝えたいという。「春を呼ぶ芸術フェスティバル」や「サマーコンサート」などでも演奏を披露。また、絵本の読み聞かせボランティアサークル「こもれび」に参加。学内外のさまざまなイベントで活動を行う。

教育も音楽も

先生になりたいと思ったのはいつ頃から?

幼い頃から先生に憧れがあって、幼稚園のときには幼稚園の先生になりたい、小学生になると小学校の先生になりたいって思っていました。現実的に小学校の先生になるって決めたのは中学生のときです。中学校の先生がすごくいい先生で、この職業をやりたいと思いました。英語の先生で、授業はおもしろいし、私は英語が嫌いだったんですけど、先生のおかげで好きになりました。誰に対しても公平で、そんな姿にも憧れました。

音楽も続けているんだよね? ピアノはいつ頃から?

幼稚園のときからです。中学生になって習うことはやめてしまったんですが、小学6年生のときの担任の先生に、ピアノは続けたほうがいいよって言われたことがずっと心に残っていて、どんな形でも続けられたらいいなと。それで、名芸を選んだということもあります。

高校時代は?

高校では吹奏楽部に入ったので、基本的にはフルートを吹いていました。伴奏でピアノを弾くこともありました。先生についてしっかりとレッスンを受けるわけではないですが、一応、中高と音楽は続けていました。

それで、教育と音楽で名芸を選ぶことになったと

まず、芸大に教育があることがすごく珍しいなと思いました。いろいろ教育学部を探していたなかで、やっぱり音楽を、ピアノとフルートを続けられたらいいなと考えて選びました。もちろん教育学部なので、がっつり音楽っていうわけにはいかないですけど、まあまあ思っていたとおりにできていますね。副科として、もっとレッスンの時間を取れるように希望は出しています。

絵本の読み聞かせサークルにも参加しているんだよね

これは2年の終わりに始めたばかりで、私の活動期間としてはまだすごく短いんです。ときどきイベントに出演させてもらっていて、学校の「にこにこワークショップ」で読み聞かせをやったりしています。

ピアノに、フルートに、読み聞かせ、「春を呼ぶ芸術フェスティバル」でも大活躍だね。練習は大変だった?

今年は実習があって、授業もけっこう詰まっているので、そんなに時間は取れなかったんですけど、練習しました。演奏会の前に週3回くらい合わせたりとか、そんな感じですね。大学に入ってからは、日常的には練習の時間が取れないので、どうしても直前に集中して、となりますね。

緊張した?

もともとあんまり緊張しないタイプみたいで。実習とかもあまり緊張することもなく、読み聞かせのイベントも楽しめばいいかなって感じでやってます。去年の夏は「サマーコンサート」で伴奏してもらってフルートを吹いたんですけど、これはけっこううまくできたかなって思っています。

教育と音楽、やりたいことがしっかりできた?

友達も3免(小学校教諭、幼稚園教諭、保育士)が取れると聞いて入ったけど、CAP制が導入されて、ちょっと運が悪かったというか不満ですね。学校のせいじゃないですけど。できるならもっと履修したかったです。私、空きがあるのが嫌で、1限目と5限目とか必修があると、その間をすごく埋めたくて(笑)。せっかくなら全部埋めたい。授業のコマだけじゃなく、なにも予定のない日が嫌いで、土日もバイトを入れて、バイトがなかったら大学のサークルとか予定を埋めたい人なんですよ。教育実習も終わったので、次は教員採用試験に向けての勉強を進めようかな。

『子ども支援サークル「こもれび」』の活動の様子。学内の「にこにこワークショップ」や学外のイベントにも参加し、読み聞かせを行っている

教育学部主催による恒例の「サマーコンサート」にて。山下さんを含め、教育者を目指す学生がピアノ、声楽、フルート、エレクトーン演奏を披露

名古屋芸術大学主催の「教育学部 サマーコンサート」「春を呼ぶ芸術フェスティバル」では、ピアノ、フルートの演奏を披露