作品が、集英社の少年ジャンプ「第1回学校課題投稿漫画賞」努力賞に選出され、マンガ家を目指し活動中。受賞には至らなかったものの、3誌のマンガ誌から連絡があり、月例の賞に応募するため新作の執筆に励む。動画漫画研究部の部長も務め、イラストレーションコースの課題、自分の作品、漫研同人誌の制作、加えて昨年からマンガゼミが始まり、マンガ一色の日常を送る。Xハンドルネーム、ペンネーム「うおりんご」で活動中。
デザイン領域
イラストレーションコース 3年
作品が、集英社の少年ジャンプ「第1回学校課題投稿漫画賞」努力賞に選出され、マンガ家を目指し活動中。受賞には至らなかったものの、3誌のマンガ誌から連絡があり、月例の賞に応募するため新作の執筆に励む。動画漫画研究部の部長も務め、イラストレーションコースの課題、自分の作品、漫研同人誌の制作、加えて昨年からマンガゼミが始まり、マンガ一色の日常を送る。Xハンドルネーム、ペンネーム「うおりんご」で活動中。
マンガ誌の担当編集者が付いていると聞いたんだけど、どんな経緯で?
少年ジャンプに「学校課題投稿漫画賞」というのがありまして、美大や芸大の学生が課題で描いたものや過去に描いた作品を応募できる賞で、それで賞をいただきました。ほかにも持ち込みをして、ジャンプでは賞をいただき、マガジンでは編集さんとつながりました。今はサンデーに応募して、受賞はしなかったんですけど、ちょっといい感じになりそうなのでやり取りさせていただいています。編集さんにアドバイスを頂きながら、月例賞とかに出すために描いています。どこまでご存じかわからないですけど、最近、イラストレーションコースにマンガのゼミができまして……。
えーっ、そんなのあるの! みんな隠れてマンガ描いてた感じだったのに!!
そうなんです。去年マンガを描くゼミができて、そのゼミの人たちで1年1冊は出そうみたいな感じになっているんです、編集さんにも見せられるようなやつを作ろうと。
何人くらいゼミには出てるの?
始まったときは少なかったんですけど、今年は下級生も入って、毎回ゼミのたびにマンガを出してくる人が4、5人、聴講だけしているみたいな人が8人くらい。ゼミに入っているかはともかく、そこにいる人だけで言ったら20人くらいいますね、楽しい感じでやっています。
そうなんだ! イラストに限らず、それこそ日本画でも洋画でも、マンガは先生に隠れて描いてますって感じだったじゃない
ですよねえ。自分も最初はそうでした。それが、谷川先生(谷川司助教)がイラストレーションコースにいらっしゃって、みんな描きたいなら描こうよと人を集め、それで今はもうゼミとして盛り上がってきています。
時代は変わってきたねえ。松原さんは、もともとマンガをやりたかったの?
前から描いていて、マンガを描くために美大に行こうと思っていました。でも、そもそもマンガ学科ってこのあたりの大学にはないじゃないですか。京都まで行くことはできなかったし。芸大には、デッサンとか基礎を学びに来ようと思っていたので、ぶっちゃけイラストレーションコースじゃなくてもよかったんです!
言っちゃった!(笑)
あと、デザイン。コマ割りとか、ちょっとデザインの要素が入っていると思うので、デザイン領域にしてもどこかなと。名芸には文芸・ライティングコースがあるじゃないですか。あそこもマンガを描きたい人がけっこういます。絵を描くこともですが、話を作る訓練も絶対したほうがいいから、文芸も気になっていました。イラストレーションコースは課題が多いとも聞いていたので、マンガを描く時間が取れないかもとちょっと悩みました。高校時代、シンプルに絵が下手だったので、とりあえずうまくなりたくて、いちばん絵がうまくなれそうなイラストレーションコースを選びました。
入ってみてどうだった?
いや~、周りにオタクしかいないんで、かなり楽しいです(笑)。コースごとに、カラーというか集まる人の傾向みたいなのがあるじゃないですか。イラストレーションコースはオタクが多くて、すごく気が合って楽しいです。絵もちょっとはうまくなったような気がしますし、よかったなあと思っています。
じゃあ、画力を上げるために芸大に入って、こっそりマンガを描こうと思っていたけど、マンガゼミもできて、そのあたりの感じは……
そうなんですよ。できると思っていなかったので、いや、もう小躍りですよね。やったー、ラッキー!みたいな感じ。谷川先生とナカノ先生(ナカノ ケン准教授)がグイグイ来る系の人なので、うまく噛み合ったんじゃないかなと思います。今年入った後輩に、毎週ちゃんとネームを出してくる子がいて、先輩として負けてらんねえ、みたいな気持ちがわいてきて、かなり盛り上がってるんですよ。